【完】不器用な彼はマイヒーロー





「…ヒーロー?」



「うん!いつも助けてくれるヒーローだよ!」


「じゃあ…」



「お前が俺の名前を

呼んだらいつでも駆けつけてやる」




暗くて顔はよく見えないけど、自信満々に言ったヒロくん。


たまたまかもしれないけど、今日だってヒロくんはあたしが名前を呼んだら来てくれたもんね。


そんなことを言ってくれたことがすごく嬉しかった。



「ありがとうっ!

今日はヒロくんが来てくれなかったらあたしどうしようかと思ったよ~…」



ヒロくんが来てくれてなかったら…、そう考えるだけで怖くなった。


改めて、自分の詰めの甘さには腹が立った。


なんでいつもあたしが行動したらこんな風になっちゃうんだろう。