「これって…?」
離れると同時にそう尋ねてきたヒロくんにオレンジジュースをそっと差し出した。
「ここの自動販売機にいつものお礼にっと思ってヒロくんの好きなジュース買いに来たの…。」
それが結果的に裏目に出てしまった。
また、ヒロくんに迷惑を…いや、今回は怪我がなかったもののヒロくんを危ない目に合わせてしまったんだ。
それはもう迷惑どころの話じゃないよね。
命に関わってくるんだから…。
また涙が出てきそうなったからそれを堪えるように唇をグッと噛み締めた。
「一言いってくれたら俺もついて行ったのに…
まあ、でも嬉しい。ありがとな」
ヒロくんは八の字に眉を下げて微笑み差し出したオレンジジュースを受け取った。



