【完】不器用な彼はマイヒーロー





「綾乃は…お前らになんかやらねぇよ」



あたしの胸はこんな時に不謹慎だけどドクンッと高鳴った。


ヒロくん………。


どうしてキミはいつもあたしを助けてくれるの…?



「ふざけんな…!!」



すると、その言葉が気にくわなかったのか、赤髪の男の人がヒロくんに殴りかかろうと走り出した。



ヒロくん…っ、ダメ…!!


逃げて…!!


このままじゃ、ボコボコにされちゃう…!


あたしのせいでヒロくんが殴られる姿なんて見たくない…。