「やだっ…!離して!」 「騒ぐんじゃねーよ!!」 「ヒロくん…っ!!助けて…!!」 怖い…怖いよぉ…。 助けてよぉ…ヒロくん。 恐怖のあまりそれ以上言葉が出てこなくてその代わりに涙が溢れ出てきた。 男の人たちに引っ張られて車に連れていかれそうになり、もうダメだ…そう思った瞬間 「綾乃っ…!!」 今度は聞き慣れた人の声がして、 声がした方を向くと、ここまで走ってきてくれたのか、息を切らしたヒロくんがいた。