【完】不器用な彼はマイヒーロー





「全然いいのよ。
1000円お預かりします。500円のおつりになりまーす」


おばさんは気前よく、五百円玉をあたしの手のひらに置いてくれた。


そして、またニッコリと微笑んで


「ありがとう、また来てね」


わざわざ、お店の前までお見送りしてくれた。

あたしもヒロくんも軽く会釈して、

それぞれパパへの思いの詰まった花束を持って歩き出した。