【完】不器用な彼はマイヒーロー





心の中でショックを受けていたら

鼻をくすぐる甘いお花の香りがしてきた。


「着いたぞ」

「わぁ……!!」


一年ぶりなのにとても懐かしく感じる。

それはヒロくんと一緒に来るのが久しぶりだからかな?


小学三年の時に一度だけヒロくんと
パパのお見舞いのためのお花を買いに来たのを覚えてる。


ヒロくんもこの場所でお花買ってたんだ!


「あら、今年は二人揃って来たのね」


お花屋さんのおばさんが中から出てくるなり、
ニヤニヤと口角を上げて言った。