しばらく経っても熱が引かない頬を両手で押さえながら千秋ちゃんのところに戻る。
時間にしたらたった10分ほどの出来事なのにあたしにはそれ以上の何かを感じたような気がした。
気がしただけだけどね…。
「ねぇねぇ!
綾乃って長谷川くんと知り合いなの…!?」
席に戻ると、机に手をついて身を乗り出して尋ねてきた千秋ちゃんを見て、アワアワと一人でテンパる。
あっ、そういえば千秋ちゃんはあたしとヒロくんが幼なじみってこと知らないんだ…!
一ヶ月間あんまりヒロくんとは学校では喋ってなかったし、気づかないのも当たり前だよね!



