「安心しろ。今度は本物だから」 とびきり、甘い声であたしの耳元で囁いたヒロくん。 もちろん、そんなこと言われたあたしの顔はもっと真っ赤になった。 ヒロくん、これからもあたしを守れるのはヒロくんだけだよ。 世界でたった一人のあたしのヒーロー…。 「ヒロくん、これからも大好きだよ…っ」 「俺もだよ」 そう言ってあたしたちはどちらからともなく、引き付けられるように再びキスをした。