【完】不器用な彼はマイヒーロー




「大翔くん、これからも綾乃を頼むよ。
これからも俺はここから見守っているよ。

ほら、あそこで泣いてる綾乃の涙を拭いてやってくれ」


おじさんは笑って言った。


「おじさん…俺、行くよ。

綾乃を幸せにする。
おじさんはここから俺達の結婚式を見ててくれよな」


「ああ…、そうさせてもらうよ。

ありがとう、おっきくなったヒーローくん…」


おじさんは目元に手をやりながら、涙を流していた。

その姿に俺もつられて涙が出そうになったけど堪えた。


―――…綾乃、好きだ…大好きだ。

ずっと俺のそばで笑っていてくれ…