おじさんはきっと、おばさんを置いてきてしまって後悔しているだろう。 口には出さないけど、表情からそれが読み取れる。 だからこそ、俺は生きなきゃいけない。 強くそう思った。 「ヒロくん、先に死んじゃダメって言ったじゃん…! 約束したじゃん…っ、これからもあたしのヒーローはヒロくんしかいないのっ…。 だから…目覚ましてよぉっ…ぐすっ…」 どこからか、綾乃の震えた声が聞こえてきて、 もう一度、どうしようもなく綾乃に会いたい…そう思った。 会って、ちゃんと好きだと伝えたい。