【完】不器用な彼はマイヒーロー




幼い俺に話すには残酷すぎるような内容だったけど、

おじさんの目は真剣そのもので、
俺のことを信頼してくれているからこそ言ってくれているのだと思った。


だから…、


『俺、今から頑張って綾乃のヒーローになる!

俺が綾乃を守る!約束するよ!』


当時ハマっていた戦隊モノがあったからそんな“ヒーロー”なんてことを言ったんだと思う。


『ありがとう。小さなヒーローくん』


そして、おじさんと自分の小指を絡ませて


『ゆびきりげんまん嘘ついたら針千本のーますっ!指切った!』


そして、絡ませた小指を離し、
おじさんと“綾乃を守る”約束をしたのだ。