『それは嬉しいな。
大翔くんなら綾乃を任せられるよ』
そう言って笑いながら、おじさんは俺の頭をワシャワシャと撫でた。
『なぁ、大翔くん。
おじさんのお願い聞いてくれないかな?』
急に頭を撫でるのをやめて、真剣な顔して俺を見つめるおじさん。
子供ながらにその雰囲気の違いを理解して、俺はゴクリと、生唾を飲んだ。
『んー?なに?』
『実はおじさん、もう長くないんだ。
だから、おじさんが綾乃の側にいてやれない代わりに大翔くんが綾乃を側で見守ってやってほしい。
困った時は手を差し伸べてやってほしい。
でも、他に好きな子ができた時はその子に尽しなさい』



