泣き疲れたのかげっそりとした表情で無理やり微笑んでいる。 「お邪魔してます…」 軽く会釈する。 「もし…この子が目覚めたらお医者さんになりたいって夢が強くなるでしょうね」 そう言ってヒロくんに近づいて彼の頭を優しく撫でる。 だけど、もちろん返答はない。 「ヒロくんの夢って…お医者さんだったんですか?」 初めて聞いたヒロくんの夢。 その夢を叶えるためには目覚めなきゃいけないよ、ヒロくん。 ねぁ、早く、起きてよ…。