その時、手術室の赤いランプが消えて中からマスクを取りながらお医者さんが出てきた。
「先生っ…大翔は…!!」
ヒロくんのママが先生にも泣きついた。
あたしも心配で先生とヒロくんのママを涙でボヤけた視界の中で見つめる。
「最善は尽くしましたが……。
出血が多すぎたため、回復する可能性は20%あるかないかです。
万が一のこともあると考えていてください」
お医者さんは深く頭を下げて、その場から立ち去った。
「嘘…そんな。ヒロくんが……」
20%なんてそんな……
あまりにも残酷すぎる宣告にあたしはただ立ち尽くすしかできなかった。
頭が真っ白になって何も考えられなくなって…。
あたしのせいでヒロくんは死んじゃうの…?



