「行ってきな。それでちゃんと自分の気持ち伝えるんだよ!」 「うんっ…!ありがとう…!!」 あたしは千秋ちゃんにそういうと、お金を机の上に置いて店から飛び出した。 風で涙は乾いた。 どこにいるかも分からないヒロくんを必死で探す。 ねぇ、この溢れんばかりの想いを伝えたいよ。 やっと、やっと、口にすることが出来る。 “好き、大好き”って言葉が。 あたしはヒロくんの家へと向かうために交差点を渡る信号が青に変わるのを待っていた。