―――***… それから放課後になり、あたしと千秋ちゃんは近くのカフェへとやって来た。 「綾乃、話って何?」 コーヒーをズズズッとすすりながら言った。 あたしは緊張で飲み物には手をつけられなかった。 「あのね、あたし…ヒロくんのこと好きなの」 い、言っちゃった…!! 心臓がどくどく、と脈打つ速度が上がっていく。 「え…?ほんとに?いつから?」 千秋ちゃんは驚いたように目を丸くしていた。