【綾乃side】



「千秋ちゃん…!」

「ん?どうした?そんなに真剣な顔して」


あたしはお昼ご飯のお弁当を食べていた千秋ちゃんの前に行き、息を切らしながら言った。


「あの…放課後、一緒に近くのカフェいかない?話があるの」


い、言えた…。

だけど、本題はカフェに言ってから。
ヤバイ…すごい緊張する。


「話?うん。わかった~

まぁ、とりあえずお昼ご飯食べよっ!」


「う、うんっ!」


千秋ちゃんはひょっとしてあたしがどんな話をするのか分かってたりする…?

でも、そんな訳ないよね…

ママが作ってくれたお弁当をモグモグと頬張る。