「まぁ、何とかなるだろ」


一つ、考えてることがあるし。


「こうなったのは俺のせいだし、俺なりにいっちょ頑張ってやるかー」


清水はそういうと、グーンッと伸びをした。


「何を頑張んだよ」

「ん?秘密。それはお楽しみに~

あ、そうそう。俺、最後に本気で綾乃ちゃんに告るから♪」


それだけ言うと、アイツはそそくさと一人で部屋から出ていってしまった。

なんだよアイツ…。
さっき、譲ってやるつったじゃねぇかよ。


まぁ、でも綾乃には俺を好きになってもらう。
何年経とうがこの気持ちは変わらないから。