【完】不器用な彼はマイヒーロー





「だって…?」

「ほ、保健室の匂いが嫌いで…っ!」


分かりやすい嘘をついたもんだ。


「また、嘘つく。いつになったら俺のこと頼ってくれんの?」

「え…?」

「ごめん。熱出してんのにこんな話ダメだよね、忘れて。

とりあえず、お母さんが職員室に来てるみたいだからさ、今日は帰りな」


そういうと、強引にあたしを空き教室から出して、職員室の前まで送ってくれた。