【完】不器用な彼はマイヒーロー




ヒロくんの服をギュッと握り締めて、



「ヒロくん、いつも本当にありがとう…。

ヒロくんの好きとあたしの好きが違うって言ってたけど、その理由が分かったから。
ヒロくんはあたしのこと一人の女の子として見てないってことがよく分かった…っ。

それでもいいから…妹としてでもいいから……あたしのことずっと好きでいてね…っ?」



あたしはズルい女の子。

本命になれないなら、妹としてだけでも好きでいてほしい。

そんな、ワガママを押し付けた。


あたしはヒロくんの返事を聞くのが怖くて、その場からフラフラする足取りでその場から立ち去った。