「ヒロくん…、待って…!」 やっと、口から出た言葉 するとヒロくんはあたしに背を向けたままでピタッと止まった。 「ヒロくん…あの……」 呼び止めたものの、いざとなると言葉に詰まってしまう。 言いたいことは珠々繋ぎになって山ほどあるのに…。 だけど、その言葉たちは何かにせき止められたかのように言葉には出来なかった。 「あの…体操服…」 必死に言葉を探して口に出した。 あの香りは絶対にヒロくんのもの。 清水くんのものじゃない。