【完】不器用な彼はマイヒーロー





「えっ…!?」


千秋ちゃんはあたしの言葉に目を丸くして驚いていた。

だけどあたしはもう一度だけ「ごめん!」とだけ言うと、ヒロくんが待つほうへ向かった。


「ヒロくん…!どうしたの!?」


わざわざ、昼休みに来るなんてなにごと…?

教室がザワザワといつも以上に騒がしい。

なんてったって絶世のイケメンがここにいるんですからね…。


「あ、孝介(こうすけ)ちょっと向こう行ってて…」


ヒロくんが隣のお友達にそういうと、お友達は『はいよ』とダルそうに返事をするとD組の教室の方向へと歩き出した。


お友達……来た意味ある?

なんて思ったけど今はそんなこと気にしてられないや。