憂鬱な気分で下駄箱を開けると、そこには一本の黒い傘が入っていた。 え…? これ、誰の傘? 誰かが間違えていれてしまったのかな? その傘を手に持って分かった。 この傘はヒロくんのものだということが。 だって、その傘に“長谷川 大翔”と書かれていたから。 その傘は中学の時にあたしが誕生日プレゼントにあげたもので、誰かが間違えて持っていかないようにあたしが名前を書いてヒロくんに渡したんだ。