「ほら、ジンクスあるじゃん? 体育祭の日に告白して、成功したカップルは永遠に結ばれるってやつ!」 「そんなのあったの…!?」 あたしはうちの学校にそんなロマンチックなジンクスがあることを全く知らなかった。 「そうそう。だから、私告白する!」 あたしが千秋ちゃんの恋の行方を邪魔することはできない。 する資格も権利もない。 「頑張ってね!」 そういうしか出来なかった。