ヒロくんが置いていったあたしのかき氷はこの夏の暑さで溶けてしまっていてカップの中にブルーの小さな海ができていた。
このかき氷のようにあたしとヒロくんの関係もあっさりと溶けてしまった。
「まだ一口も食べてないのに…」
勿体ないな。
だけど、とても食べる気になんてならなくて、勿体ないけど捨てにいかなきゃ…そう思い、かき氷を手に持った。
すると、かき氷が置いてあったところに1枚の紙が落ちていた。
何だろうこれ…?
不思議に思って手に取って中身を見ると、
【ちゃんとパーカー着とけよ。
他の男がお前の事さっきからチラチラ見てるから。
あ、これはお前が可愛すぎるから言ってるんだぞ】



