【完】不器用な彼はマイヒーロー





「ひゃあ…っ!」


急に冷たいものが頬に当たって声を出してしまった。

ハッと顔を上げると、そこにはあたしが頼んだブルーハワイのかき氷を持ったヒロくんが立っていた。


「ったく…お前も取りに来いよな」


ヒロくんはそういうけど、あたしは顔が見たくなくてまたすぐに俯いた。

こんなのただのあたしのワガママだなんて分かってるけど、こんな気持ちを経験するのは初めてで…

辛くて、悲しくて、どうしようもなくて…。