【完】不器用な彼はマイヒーロー





「ヒーローがヒロイン見捨ててどうすんの」


なんてカッコいいことをいいながら、あたしを岸まで連れていってくれた。

そして、あたしを敷いてあったレジャーシートの上にそっと乗せると、


「ゆっくり休めよ」

「あの…ヒロくん!ほんとにありがと!!」


やっと、口から出たお礼の言葉

ヒロくんはふわり、と笑ってからスタスタと清水くんのところに行ってしまった。


「綾乃…!!ごめんね…浮き輪貸してあげてたら…!!」


半泣きであたしの元に駆け寄る千秋ちゃん。


「あたしこそ心配かけてごめんね…」