そう思った時、誰かの手があたしの腕を掴んでそのままあたしの体を引き寄せ、海面へとでた。 「綾乃…!大丈夫!?」 「綾乃ちゃん!」 千秋ちゃんと清水くんの声が聞こえる。 ここは地上…? あたし戻ってこれたの? 「プハッ…ゴホゴホッ…」 酸素不足で死にかけていたあたしはめいいっぱい酸素を吸い込んだ。 閉じていた瞼をそっと開けるとそこにはさっきまでは綺麗にセットされていた髪の毛がビショビショになっているヒロくんがあたしをお姫様だっこしていた。 もしかして…またヒロくんが助けてくれたの?