英語の時間が終わると、すぐに千秋ちゃんがあたしのところに駆け寄ってきた。
「綾乃、ほんと英語得意だよね~!」
まるで、宝石を見るかのように目をキラキラと輝かせてあたしを見つめる。
そんな千秋ちゃんを見て自然と頬が緩む。
なんだか...千秋ちゃんって真っ直ぐなんだよね。
人見知りですぐにモジモジとしてしまうあたしとはまるで違う千秋ちゃんが羨ましくて仕方ない。
「英語だけだよ~!」
朝、ヒロくんが言っていたようにあたしができるのは本当に英語だけ。
他の教科は低すぎるわけでもないし、高いわけでもない。
ごくごく、一般的な普通の頭なのだ。



