それから教室に戻る途中でヒロくんの風邪がヤバイらしい。
と、この前彼と一緒にいたお友達から聞いていてもたってもいられなくて…
初めて先生や千秋ちゃんに嘘をついて早退した。
すごくすごく心配で一人でもし倒れてたりでもしたらって…考えてたらとても授業なんて受けていられなかった。
学校に行く前、ママにヒロくんが風邪なのに一人で部屋でいるって聞いてからはもう何も頭に入ってこなかったんだ。
いつもいつもヒロくんは無理をするから…。
そして、ヒロくんの家に来て今に至る。
ふと、壁に掛けられている白い時計を見るともう時刻は午後の二時だった。
そろそろ帰ろうかなー……
ずっとここにいても迷惑なだけだし。
側に置いてあった毛布をスヤスヤと寝ているヒロくんにそっと掛けた。
これ以上悪化しちゃダメだからね。



