【完】不器用な彼はマイヒーロー





それは遡ること今日のHRが終わったこと――…


「ねぇねぇ」

「えっ?」


朝のHRが終わり、少し時間があるからなんとなく来た屋上。

そこでヒロくんと一緒にいる時にたまに胸が痛くなる原因を冷たいコンクリートに座りぼーっ、と風に吹かれながら考えていたら急に声をかけられた。


「なにか悩んでるんでしょ?

ほら、俺に話したら解決するかもよ?」


あたしが座っていた隣にさりげなく座りながら彼は言った。

その彼…清水 潤(しみず じゅん)くんはあたしのクラスメイトでかなり目立っている方。

そんな人に声をかけられたことに正直、少し戸惑っていた。