【完】不器用な彼はマイヒーロー





「やだ…」


「や、やだって……////」



再び前を向いてしまった綾乃を抱きしめる力を強めた。


なぁ、今日…変な男に話しかけられなかったか?

何もされてない?


聞きたいことはたくさんあるのに嫌われたくなくて聞けない。

まるで俺は恋する乙女みたいになってしまっている。


でも、男でこんなことを思うのは普通だと思う。

女が好きな人を大切に想うように
男だって好きな人を大切想う気持ちは一緒だ。


男だって嫉妬もするし、たまにはネガティブになったり…俺なんていつも心配ばっかり。


たぶんこの先こんなに好きになれる人なんて現れないだろうな。


綾乃がいつか誰かのものになっても
俺は死ぬまでずっと好きでいると思う。