「ふっふっふーん♪
ヒロくんが早く良くなりますように…!」
キッチンの近くまで来た時に綾乃がまた鼻歌を歌いながらそんなことを言っていた。
なぁ…もう可愛すぎじゃね?
しかも男の部屋に普通学校早退してまでのこのこ来るか?
なんなんだよ…。
でも…それも俺が幼なじみだからなんだろ?
全部…幼なじみだからしてくれるだろ?
俺がもし幼なじみじゃなかったらもっと俺を男として見てくれた?
―――ギュッ
悔しくて切なくて…いろんな感情が溢れ出てきて思わず後ろから抱きついた。
いつもならこんなふうに抱きついたりはしない。
だけど、今は熱でおかしくなっているんだ。
いや、元から俺は綾乃のこととなるとおかしくなっちまうんだ。
「あっ、ヒロくん!ってちょ…えっ!?」



