【完】不器用な彼はマイヒーロー




「今じゃなくても良かったのに…!

わざわざ、ありがとう!」



借りていたのは俺なのにどうしてお前がお礼なんていうんだろう。


というか…



「早く帰れ…移るだろ」



俺はなんで気づかなかったんだろ。

綾乃が来てくれたことに少し浮かれていたから綾乃に移るということを考えていなかった。



「移らないよ!!大丈夫大丈夫!!

それにヒロくんマスクしてるし!!」



そんなことを言いながら鍋をグツグツと、沸かしている。

何作ってるんだろうな…


気になって無意識に綾乃に近づく。