綾乃に変な虫がついたらどうしようか。 はぁー…俺ってこんなに女々しかった? なんで俺は風邪なんか引いてんだよ。 こんなんじゃ綾乃のこと助けられない。 「ヒロくん…ごめんね…あたしのせいで…」 綾乃の震えた声がまた俺の耳に届いた。 俺…ほんとに大丈夫なのか? 恐る恐る瞼を上げると俺の視界に入ったのは今にも泣きそうな顔をしている綾乃。 …は? 俺は驚いて固まった。 「…なんでいんの?」 学校はどうしたんだよ。 休んだのか? 聞きたいことが山ほど頭の中に浮かび上がってくる。