【完】不器用な彼はマイヒーロー





――***…




「んっ…」




顔にフワフワしたものがポンポンッと優しく当てられている気がする。


なんだこれ…?

…夢か?


すると、次はおでこにヒヤリっと、冷たい感覚がはしった。

なんか…貼られてる?


ほんとに夢なのか…?

夢だとしたらなんとも現実的な夢だな。



「ヒロくん…大丈夫かな…」



ん…?

今、綾乃の声がしたような気が…。


でもアイツは今日学校に行ってるはずだし…


十年も好きだからってさすがに幻聴まで聞こえてくるとは熱とは恐ろしいもんだ。