【完】不器用な彼はマイヒーロー




姉貴は昔からそう。

サバサバしてて綾乃とは真逆の性格

姉がこんなんだから
俺は綾乃みたいなフワフワしたやつに余計に惹かれたのかもな。


それからすぐに


「じゃあ、行ってくるわね!」

「なんかあったらすぐ電話するのよ!」



そんな声が一階から聞こえてきた。

喉が痛いし体もダルいから返事なんてする気もなく、心の中で“いってらっしゃい”そう言った。



ガチャと、玄関のドアが開く音がして姉貴たちが出ていったのだとわかった。