【完】不器用な彼はマイヒーロー




「でも……」


「俺なら安静にして寝とくから」



姉貴の言葉を遮って
俺は手に持っていた制服を置いてベッドへと入った。

病院なんてあんなところに連れていかれるぐらいなら
余計な反抗はしないで寝てる方がマシ。



「絶対安静だからね!

ありがとう。
じゃあママにはあたしから伝えとくから!」



姉貴はそう言うと女子とは思えないほど荒々しくドアを開けて出ていった。