「大翔~…ってあんた顔赤いわよ!?」
突然、ドアが開いたと思ったら
そんなことをいいながら姉貴が俺の部屋へとズカズカと入ってきた。
姉貴は23歳で去年結婚したばかりの新婚で。
相手は会社で知り合った人だそう。
今はその人と暮らしているはずなのにどうしてこんな所にいるんだ…?
「…姉貴なんでいんの?」
てか、入ってくるときはノックぐらいしろよな。
ここ俺の部屋なんだけど。
「今日はママと一緒に夕方まで買い物するのよ。
でも、大翔がその様子じゃ無理そうね…」
「俺、学校行くから行ってこいよ…ゴホゴホッ」
少し咳き込みながらも言った。
すると、姉貴の顔は段々と呆れたような顔に変わる。
「あんたねぇ、今日は学校休みなさい。
ママとあたしのことは気にしないでいいから」
いや…誰も姉貴たちのことを気にしてるんじゃなくて
俺は綾乃のことを気にしてるんだけど…。



