【完】不器用な彼はマイヒーロー





「ひ、ヒロくんは…なんとも思わないの?」



こんなにドキドキしてるのはあたしだけ?

ヒロくんは…あたしと間接キスしても何も思わないの?
って…思うわけないよね。


だって、幼なじみなんだから。
小さい頃は一緒に手繋いで歩いたり、ヒロくんのコップでジュースを飲んだりしてたもん。


きっと、それが高校生になっても続いてるってだけだよ。



「………俺だってドキドキしてんだよ」


「ちょ、え!?」



いきなり腕を掴むと、
ヒロくんは自分の胸にあたしの手のひらを当てた。


手のひらに伝わった感覚…
心臓がドクドクと音を立て、鼓動が速く波打っている。



手のひらだけでも分かるぐらいヒロくんはドキドキしているんだ…。



それに驚いて目をぱちくりしながら顔を上げるとヒロくんの頬はほんのりと赤かった。