ヒロくんのその言葉で
その話はもう出来なくなってしまった。
オムライスちょっとあげるだけでほんとに良かったのかな?
そう思うけど、今更蒸し返すことなんてできないし…。
たぶん、蒸し返したところで
心底不愉快そうに表情を歪めて
『その話はもう終わりつったろ?』って返されるだけだろうし…。
そんなことを思っていると
とてもいい匂いが
クーラーの風にのってあたしの鼻へと届いた。
「お待たせいたしました。
きのこハンバーグと絶品ふわふわオムライスです。
両方ともお熱いのでお気をつけください
では、ごゆっくり」
さっき注文を聞きに来てくれたウエイトレスさんは慣れた仕草で料理を机に置くと
料理を乗せてきたカートをゴロゴロと引いて戻っていった。



