【完】不器用な彼はマイヒーロー





それから墓地を出て街中をノロノロと歩いていた。


「ファミレスで昼飯でも食べる?」



だけどあたしの少し前を歩いていたヒロくんが

突然、そういって立ち止まったけど

さっきのことでまだ拗ねていたあたしは俯いて歩いていたから


そんなことに気づかずに
ヒロくんの胸にコツンと頭がぶつかった。


「わっ…!!ごめ…」


顔を上げながら

「ごめん」と言おうとしてあたしは言葉を失った。


だって、あたしの視線の先にいる
ヒロくんが赤く頬を赤らめていたから。


ど、どうしたのかな?


心配になってヒロくんの目をジッと見つめると
何故かますます顔が赤くなっていく。