「やっぱり、そういう、と思った。ハァハァ…
でも、今回は、綾乃の得意な、英語だから大丈夫だろ…」
ヒロくんのその言葉を聞いてホッと胸を撫で下ろす。
これで化学とか言われたらあたし…放課後の補習確定だったよ。
うちの学校では一週間に一度五教科どれかの小テストがあって
そのテストで半分以上取れない人は
放課後残って補習をしなくてはいけないというルールがある。
あたしは幸いまだ一度も受けたことがないけど、受けた人によるとすごく面倒臭いらしい。
得意教科でよかった…。
自分の運の良さに心の中で感謝した。
だけど、それ以上に気になるのはヒロくん
だって、さっきから苦しそうに顔を歪めては必死にあたしに話を振ってくれるんだもん。



