【完】不器用な彼はマイヒーロー




あたしは誰もいない道路に独り言を呟いて、ドアを開け温かい家の中へと入った。



「ただいま~」


「おかえり~、遅かったわね」



ローファーを脱いでいると、ママがリビングからひょっこりと顔を出した。



「ヒロくんとお花買いに行ってたの」



手に持っていたサルビアの花束を少しだけ上にあげて見せた。



「あら、そうなの…。

大翔くんまで悪いわね~…」