Death carried

正直な所、どうにも出来ない。

731の手にウイルスがある以上、こちらは言われるままになっているしかない。

全ての選択権は、731の方にある。

「銃を捨てろ」

731の言うがまま、バニングとジェイソンは銃を列車から投げ捨てる。

「そっちのお前」

731はジェイソンを見た。

「お前はスーツの下に拳銃も持っているだろう。それも捨てろ」

「……」

目敏い奴だと、ジェイソンは内心毒を吐く。

護身用に、ジェイソンはコルトガバメントを持ち歩いていた。

スーツの上からの膨らみで、拳銃の所持に気づいたのだろう。

それを取り出し、投げ捨てる。

「これで丸腰だな」

笑う731。

「……」

チラリと。

バニングがジェイソンの顔を見る。

即座にジェイソンが気付いた。

…まだ持っているのか、武器を。