入学式が終わって
新しいクラスに戻ると
急に話しかけてきた男の子。


「どこの中学校から来た奴?」


私に話しかけてきてるのかわかんなくて

「へっ??わ、わ、あたし??」

とキョドってしまった
男の子は、へらっと笑って

「お前だよ」

あー私かぁ!!

「あー、えっとね!○○中学校から来たんでっす…」

なんか男の子と話すの恥ずかしいー!!!

「へぇ、同じ学校だ」

「えっえっ!?ほんと…ですか」

ニヤッと笑われて私なんかしたかなぁって思った。

「うん、気づかなかったろうけど、俺前の中学校の結構有名だったやつ」

「ごっごめんなさいっ、気づかなくって…」

「いいよ、とりあえずよろしく」

と言って私の髪をさらって触ってきて
無意識に反応しちゃって。
絶対顔真っ赤だ自分…

「やっ、やめてください!!!」

こんなイケメンで顔整った人に触られるとドキドキする…
でもこんなイケメンな人だから色んな子にやってるんだろうね…
なんか苦手。

「ふっ、かわい。」

「やめてください!気安く触らないでください!」

「なんで?別にいーじゃん?」

あぁ、苦手だぁ…。

「あたしの叶夢に気安く触らないで?」

蓮愛良ちゃ〜ん(涙) 涙が出そうになったよぉ〜!

「あれ蓮愛良。」

「なに?」

あれ、知り合い…?

「蓮愛良ちゃん、知り合い…?」

「ん〜っ、一応知り合い。裕翔の幼なじみだから一応知ってるんだよねぇ」

裕翔くんの…幼なじみ!?
ちょっと聞いてない…

「コイツチャラいから気をつけな!叶夢みたいな子普通に落とすからね?!あたしの叶夢取られたらやだから」

やっぱ悪いイメージなんだ。。

「おい、変なイメージ与えんな」

「ごめん〜、裕翔の方がチャラくて浮気性だけどね…」

「その通り。俺はチャラくねえし?てゆーか名前、叶夢ってゆうんだな。覚えたわ。よろしくな、叶夢ちゃん?」


これが出会いだった。