アルダ姫の大冒険

それはまるで本物のアルダに話しかけるように。
いや、愛しい人に話しかけているようだ。

そして、アルダの手が動いた。

腰にささる旅のはじめからずっと持っていた剣を抜き出し、
自分の手を刺した。
アルダの左手から真っ赤な血が出てくる。

「アルダ、お前もしかして抵抗してるのか?」

アルダは何もいわずにだらんとなるだけ。