並んでいた机の、一番窓側。前から三番目の席に腰をおろして、まんがみたいに窓の外なんか見つめてみたり。
10分くらい、桜が綺麗だな、なんて見てから。
スマホを取り出して、イヤホンを繋いで、お気に入りの曲をかける。
そんでもって、3分の1くらいの所に栞が挟まっている本を出して読む。
かち。かち。かち。
時計の音と、イヤホンから鼓膜を揺らす音楽と、桜の甘い香りと、私を導く文字たち。
心地良い空間。
せめて言うなら小腹が空いたことだけ。
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