~『異変』~





言っていいのかわかんない…。






「黙ってねぇで答えろよっつってんだよ!!」

『雅也…??』



何…??

なんか雅也がいつもと違う…。



「どっちなんだよ!!」



グッ!!



雅也が私の胸ぐらを掴んだ。



『ちょっ…雅也…放して…』

「いいから答えろ」

『…ってたよ…』

「ぁあ!?」



怖い…怖いよ…。



私は怖くなって体が震え始めた。



『…思ってたよ…』

「ちっ…。」



バッ!!



『いっ…』



雅也が急に私を押し倒した。



『やっ…ちょっ…何…??』

「元彼の事なんか思い出すなよ!!ムカつくんだよ!!」

『…ごっ…ごめん…』

「…じっとしてろよ。」

『え…??』

「じゃねぇと、どつくぞ。」

『………』



私はそのまま雅也に無理やりヤらされた。



~朝~



「ナナ」

『…ん…』

「おはよ」




目を開けると昨日とは違う雅也が私に笑っていた。




昨日のあれはなんだったの??




『お…はよ…。』

「腹痛くなくなったら学校行こうな」

『ぅん…』


ちゃんと心配もしてくれる…。