璃星ちゃんがスマホを出す。

「うん。ふるふるでいい?」

「ん、いーよー。」

LINEの友達が一人増えた。

「私のこと璃星って呼んで!私も陽羽って呼ぶ!」

「分かった!璃星ね!」

「うん。」

「みんなー、俺にLINE教えてー!グループ作るからー。」

前の時間に学級委員になった山崎君がクラスの皆に言う。

クラスの子たちが山崎君のまわりに集まる。

「私たちも行こっ。」

「うん。」

璃星に言われて前に行く。

「はーい、次ーー。」

私の番になった。

「ふるふるでもいい?」

「お、全然大丈夫よ!」

山崎君は何故か語尾に『よ』をつけた。すごく明るい人だと思う。

「鈴木!ありがとな!」

「こちらこそ、ありがと。」

その後すぐグループに招待された。

なんか明るい人が多くてすごいいいクラスな気がする。